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視力回復!TOP >> メールCLUB >> 『視力回復の真実』バックナンバー23

第23回眼 『視力偏差値』ってなんだ?!

視力回復の真実!★知っておきたい近視のウソ・ホント
眼育総研事務局
早めに対策すれば、近視もこわくない!
遊びながら視力回復しよう!

視力回復の真実
【今号の内容】
  • ●1. 視力の“平均点”は1.0を切っている
  • ●2. 同じ偏差値なのに、時代によって視力が違う
  • ●3. 注目! 昭和のA君と平成のX君の比較
  • ●4. 視力っていくつが基準なの・・・
  • ●5.まとめ
  • ●6. 編集後記

子どもの近視が増えた近年。

時代の変遷とともに、

視力の「現実的な基準」も変わってきた

というお話を、
前回のメルマガでさせていただきました。

では、
「視力1.0が現実的なものでなくなった」現在、

「視力って、いくつあれば標準といえるの??」

これは、大変難しい問題です。

この難問に対して、今回は『偏差値』の概念を使って明らかにしていきたいと思います。

1.視力の“平均点”は1.0を切っている

近視の児童・生徒比率の推移

【昭和24年】【昭和38年】【平成18年度】【対昭和24年の増加率】
小学生  6%   →  12%   →  28%    4.7倍
中学生  9%   →  21%   →  50%    5.6倍
高校生 12%   →  34%   →  59%    4.9倍

          ↑  ↑  ↑
前回メルマガ『止まらない!近視の低年齢化』で、こんなデータをご紹介しました。

わずか60年足らずの間に、近視の割合が約5倍に増加・・・

という驚きの結果がはっきりと見てとれることは、
前回お話したとおりです。

 近視の小学生が6%、中学生が9%、高校生が12%だった昭和24年なら、視力は1.0以上あることが普通、という状態。
つまり、
視力の“平均点”は1.0以上
といえるわけです。

一方、
近視者数がぐっと増加した平成18年度では、
近視が、小学生28%、中学生50%、高校生59%

              ↓
 この状態では、もはや視力1.0以上あることが普通である、とはいえません。

したがって、
視力の“平均点”は1.0を切っている
ことになります。

2.同じ偏差値なのに、視力はこんなに違う

もう少し具体的にご説明しましょう。

ここでいよいよ【視力偏差値】の登場です。

 偏差値の計算式を使い、昭和24年度と平成18年度のデータから【視力偏差値】を算出してみました。

 計算のため、児童・生徒の視力分布は、どちらの年代も視力0.1から1.5の間に分布していると仮定します。

そうしますと、
昭和24年における「視力1.0」の偏差値は、

【視力偏差値】
小学生  42
中学生  44
高校生  45

 視力が1.0あった場合、小学生なら「偏差値42」、中学生なら「偏差値44」、高校生なら「偏差値45」という“成績”になるわけです。

では次に、この当時の【視力偏差値】を
平成18年度にあてはめてみたときの、視力の値を計算してみます。

結果は・・・
平成18年度
小学生  偏差値42 → 視力0.7
中学生  偏差値44 → 視力0.6
高校生  偏差値45 → 視力0.6

つまり、昭和24年の視力1.0の位置づけは、

 平成18年では、小学生なら「視力0.7」、中学生なら「視力0.6」、高校生なら「視力0.6」という視力に相当することになるわけです。

よりわかりやすくするため、
6人の小学生〜高校生に登場してもらいましょう。

3.注目!昭和のA君と平成のX君の比較

ここに、
昭和24年の小学生A君、中学生B君、高校生C君と、
平成18年の小学生X君、中学生Y君、高校生Z君に集まってもらいました。

実際のA君、B君、C君は、60代か70代のおじいちゃん・・・という
ことには目をつぶり(笑)、時空を超えて全員が小学生〜高校生とします。

それぞれの時代の小中高生は、同じ【偏差値】を持つ同士。
つまり全体の中での能力の位置づけは、同じランクになります。
A君とX君は「42」、B君とY君は「44」、C君とZ君は「45」です。

その条件で視力の絶対値を比べてみましょう。

  A君1.0 ―― X君0.7 (小)
  B君1.0 ―― Y君0.6 (中)
  C君1.0 ―― Z君0.6 (高)
(↑昭和24年組) (↑平成18年組)

ここから、つぎのようなことが結論づけられます。

60年を経て全体的な視力の水準が下がった
       ↓
具体的に、どのくらい下がったか?
       ↓
       ↓
 昔の「視力1.0」は、今の「視力0.7」(小学生)「視力0.6」(中高生)に相当する

ということが、データ上明らかになったわけです。

4. 視力っていくつが基準なの・・・

昔と今とでは、「視力の基準は変えて考えなければいけない」
 ↓  ↓  ↓
 【視力1.0】
という数値は、
現在では、下記のような基準に置き換えて考える必要があります。

 小学生  視力0.7
 中学生  視力0.6
 高校生  視力0.6

全体の視力の水準が大幅に下がってきている以上、
「視力1.0以上は欲しい」
という水準は、変えて考える必要があります。

視力回復に対して取り組む際は、
このことを頭の中に入れておく必要があります。

5. まとめ

◆「視力1.0以上が正常」という感覚は、既に昔のものとして捉えなければならない

◆昔の「視力1.0」は、今の「視力0.7」(小学生)「視力0.6」(中高生)に該当する

 今回、「偏差値」という概念から視力をとらえることにより、現実的な基準が数値の上から見えてきたわけですが

今の世の中、視力はどのくらいあれば標準的といえるの・・・?
【視力偏差値】は、それを知るための、ひとつの指標だと認識していただければと思います。

さて、次回は、

 小学生  0.7
 中学生  0.6
 高校生  0.6 ・・・そのあとは?

「視力を長期的に考える」というお話です。

◎現在の視力が、すでに0.7を切っている・・・
『視力偏差値アップ』は可能?

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編集後記

最近、たまたま児童書をいくつか、手に取ってみる機会がありました。

 その中で特に印象に残ったのが、『おしえてウルトラマン』(宮西達也 作・絵/学研刊)という作品。

 幼稚園児・小学生からOLや主婦までさまざまな人の悩みに、ウルトラマンが親身になって答えてくれる、そんな楽しい本です。

 児童書とはいうものの、子どもが読んでも大人が読んでも、何かしら響くものがある・・・
ありそうでなかなかない、やさしい1冊。

内容は、簡単に言ってしまうと「人生相談」。
 「いじめられてくやしい。仕返しがしたい」たとえばそんな中学生の相談に、ウルトラマンは決して「戦いかた」を教えません。
「ウルトラマンになりたいのだけれど」という子どもには・・・

 子を持つ親にとっても、ちょっぴり考えさせれられ、不思議と癒される内容が詰まっています。
刊行から10年近く経っている本。
 とはいえ、子どもの悩みにどう答えるか、さまざまな時期を乗り越えていくわが子をどう見守っていくか・・・
そんなことを考えるうえで、ヒントになりそうな作品です。

梅雨の季節、たまにはおうちで読書、という日には是非おすすめです。

眼育総研事務局

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