視力回復の真実!★知っておきたい近視のウソ・ホント
眼育総研事務局
早めに対策すれば、近視もこわくない!
遊びながら視力回復しよう!
子どもの近視が増えた近年。
時代の変遷とともに、
視力の「現実的な基準」も変わってきた
というお話を、
前回のメルマガでさせていただきました。
では、
「視力1.0が現実的なものでなくなった」現在、
「視力って、いくつあれば標準といえるの??」
これは、大変難しい問題です。
この難問に対して、今回は『偏差値』の概念を使って明らかにしていきたいと思います。
近視の児童・生徒比率の推移
【昭和24年】【昭和38年】【平成18年度】【対昭和24年の増加率】
小学生 6% → 12% → 28% 4.7倍
中学生 9% → 21% → 50% 5.6倍
高校生 12% → 34% → 59% 4.9倍
↑ ↑ ↑
前回メルマガ『止まらない!近視の低年齢化』で、こんなデータをご紹介しました。
わずか60年足らずの間に、近視の割合が約5倍に増加・・・
という驚きの結果がはっきりと見てとれることは、
前回お話したとおりです。
近視の小学生が6%、中学生が9%、高校生が12%だった昭和24年なら、視力は1.0以上あることが普通、という状態。
つまり、
視力の“平均点”は1.0以上
といえるわけです。
一方、
近視者数がぐっと増加した平成18年度では、
近視が、小学生28%、中学生50%、高校生59%
↓
この状態では、もはや視力1.0以上あることが普通である、とはいえません。
したがって、
視力の“平均点”は1.0を切っている
ことになります。
もう少し具体的にご説明しましょう。
ここでいよいよ【視力偏差値】の登場です。
偏差値の計算式を使い、昭和24年度と平成18年度のデータから【視力偏差値】を算出してみました。
計算のため、児童・生徒の視力分布は、どちらの年代も視力0.1から1.5の間に分布していると仮定します。
そうしますと、
昭和24年における「視力1.0」の偏差値は、
【視力偏差値】
小学生 42
中学生 44
高校生 45
視力が1.0あった場合、小学生なら「偏差値42」、中学生なら「偏差値44」、高校生なら「偏差値45」という“成績”になるわけです。
では次に、この当時の【視力偏差値】を
平成18年度にあてはめてみたときの、視力の値を計算してみます。
結果は・・・
平成18年度
小学生 偏差値42 → 視力0.7
中学生 偏差値44 → 視力0.6
高校生 偏差値45 → 視力0.6
つまり、昭和24年の視力1.0の位置づけは、
平成18年では、小学生なら「視力0.7」、中学生なら「視力0.6」、高校生なら「視力0.6」という視力に相当することになるわけです。
よりわかりやすくするため、
6人の小学生〜高校生に登場してもらいましょう。
ここに、
昭和24年の小学生A君、中学生B君、高校生C君と、
平成18年の小学生X君、中学生Y君、高校生Z君に集まってもらいました。
実際のA君、B君、C君は、60代か70代のおじいちゃん・・・という
ことには目をつぶり(笑)、時空を超えて全員が小学生〜高校生とします。
それぞれの時代の小中高生は、同じ【偏差値】を持つ同士。
つまり全体の中での能力の位置づけは、同じランクになります。
A君とX君は「42」、B君とY君は「44」、C君とZ君は「45」です。
その条件で視力の絶対値を比べてみましょう。
A君1.0 ―― X君0.7 (小)
B君1.0 ―― Y君0.6 (中)
C君1.0 ―― Z君0.6 (高)
(↑昭和24年組) (↑平成18年組)
ここから、つぎのようなことが結論づけられます。
60年を経て全体的な視力の水準が下がった
↓
具体的に、どのくらい下がったか?
↓
↓
昔の「視力1.0」は、今の「視力0.7」(小学生)「視力0.6」(中高生)に相当する
ということが、データ上明らかになったわけです。
◎昔と今とでは、「視力の基準は変えて考えなければいけない」
↓ ↓ ↓
【視力1.0】
という数値は、
現在では、下記のような基準に置き換えて考える必要があります。
小学生 視力0.7
中学生 視力0.6
高校生 視力0.6
全体の視力の水準が大幅に下がってきている以上、
「視力1.0以上は欲しい」
という水準は、変えて考える必要があります。
視力回復に対して取り組む際は、
このことを頭の中に入れておく必要があります。
◆「視力1.0以上が正常」という感覚は、既に昔のものとして捉えなければならない
◆昔の「視力1.0」は、今の「視力0.7」(小学生)「視力0.6」(中高生)に該当する
今回、「偏差値」という概念から視力をとらえることにより、現実的な基準が数値の上から見えてきたわけですが
今の世の中、視力はどのくらいあれば標準的といえるの・・・?
【視力偏差値】は、それを知るための、ひとつの指標だと認識していただければと思います。
さて、次回は、
小学生 0.7
中学生 0.6
高校生 0.6 ・・・そのあとは?
「視力を長期的に考える」というお話です。
◎現在の視力が、すでに0.7を切っている・・・
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眼育総研事務局