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視力回復!TOP >> メールCLUB >> 『視力回復の真実』バックナンバー31
視力回復の真実

第31回眼  <ブルーベリー>って本当に眼に良い? 

『視力回復の真実!★知っておきたい近視のウソ・ホント』
早めに対策すれば、近視もこわくない!
遊びながら視力回復しよう!

【今号の内容】
  1. “アントシアニン”って、聞いたことありますか?
  2. カギを握る「ロドプシン」 
  3. ブルーベリーの効果とは?  
  4. ブルーベリーの賢い「活用法」  
  5. アントシアニンを生かすも殺すも・・・ 
  6. まとめ
  7. 編集後記

ここ数年の健康ブームで、健康食品や「機能性食品」が注目を集めています。
眼育総研に皆様から寄せられるご相談・ご質問でも、
「眼に良い食べ物って、何かありますか?」
というご質問が、年々増えてきています。  

 
ここ数年「眼に良い」と宣伝され、ちょっとしたブームに なっている感のあるブルーベリーですが・・・  

 
今回は、そんなブルーベリーの機能や効能って何??
という点の真実に、迫ってみたいと思います。
 

1.“アントシアニン”って、聞いたことありますか? 

ブルーベリーは、近年、健康番組や雑誌などで取り上げられたり、
サプリメントがテレビCMに登場したりと、
にわかに脚光を浴びるようになった感があります。


「眼に良いらしい」
という話をきっとあなたも耳にしたことがあると思います。


もう少し具体的に、
「ブルーベリーに含まれる“アントシアニン”が、眼に良いらしい」
と聞いたけれど・・・という方もいらっしゃるかもしれません。
あるサプリメントメーカーが作っているテレビCMでも、
その名前が歌詞に盛り込まれていました。


では、その
“アントシアニン”て??
という点から、まずはお伝えしていきたいと思います。

2.カギを握る「ロドプシン」

“アントシアニン”についてわかりやすく解説するために、
まずはものが見えるしくみを簡単にご説明いたします。

角膜から光が入る
    ↓
眼の“レンズ”にあたる水晶体でピントを調節する
    ↓
網膜で像を結ぶ
    ↓
光が電気信号に置き換えられる
    ↓
視神経を信号が伝わる
    ↓
脳の視覚野で信号を解読し、映像として認識される

これが、ものが見えるしくみです。
網膜には光に反応する組織があります。


その反応が、網膜の奥にある視神経を通して脳に伝えられ、
脳がその信号を解読して「ものが見える」ことになります。
この光に反応する分子が「ロドプシン」と呼ばれる色素体です。


「ロドプシン」は光の刺激を受けると分解され、
電気信号を神経に流します。
そして、分解してしまったロドプシンはどうなるかというと、
再び再合成されます。


すなわち“見る”ためには
『「ロドプシン」の分解・再合成が活発に行われる必要がある』


ということになります。
しかし・・・


眼を酷使すると、「ロドプシン」の分解がどんどん進み、
再合成が間に合わなくなる場合があります。
その結果、暗いところでものが見えにくくなる現象が起こります。


ここで前述の“アントシアニン”が登場します。
“アントシアニン”には「ロドプシン」の再合成を促す働きがあるのです。

3.ブルーベリーの効果とは?

ブルーベリーの効果を確かめる最初の臨床実験は、
1964年にヨーロッパの研究者たちによって行われました。


その結果、確認されたのは


1.網膜の光に対する反応が高まること
2.薄明かりの中での見え方が改善される


という2点です。
また、その後の実験により、
夜盲症(薄暗くなると物が見えにくくなる症状)患者にブルーベリーエキスを
投与すると、網膜の光感受性が改善されることもわかりました。


この実験では、投与をやめると感受性が低下すること、
ブルーベリーに副作用が全くないことも確認されています。


別の実験では、投与後4時間で変化が表れ、
24時間後には効果がなくなってしまうことがわかっています。


このようにブルーベリーの効果は、


「暗い場所での見え方が改善される」
「即効性にはすぐれているが、持続性はない」


ということが確認されています。

4. ブルーベリーの賢い「活用法」

“アントシアニン”は、ブルーベリー以外にも、
ナス・イチゴ・サクランボなどにも含まれています。
ナスの紫、イチゴの赤など、それぞれの「色素」が
“アントシアニン”なのです。


ですから、これらの野菜や果物をバランスよく摂っていれば、
“アントシアニン”を自然に取り入れていることになります。


ただし、ブルーベリーに含まれる“アントシアニン”は、
含有量が多く、しかも身体に吸収されやすい組成になっている
特徴があります。


それを考えると、
特に眼の疲れを感じたときや、暗いところでよく見える必要がある場合に、
「その効果を得たい数時間前に摂取する」という取り入れ方をするのが、
ブルーベリーの賢い「活用法」となります。

5.アントシアニンを生かすも殺すも・・・

もう1つ、
ブルーベリー、つまり“アントシアニン”を摂取する際に、
ぜひ頭に入れておいて頂きたいことがあります。
それは、
『そもそも「ロドプシン」はビタミンAからつくられる』
ということです。


“アントシアニン”には、光を感じる色素「ロドプシン」の再合成を
促す働きがあるということは、先程お話ししました。
そのロドプシンの原料となるのは、実はビタミンAです。
つまり“アントシアニン”ばかりを一生懸命取り入れても、
原料=ビタミンAが不足していては意味がないのです。

 “アントシアニン”の恩恵を受けるには、
   同時にビタミンAをきちんと摂っていることが前提である
       ↓
  “アントシアニン”を生かすも殺すもビタミンA次第


結局は「バランスのよい食生活」が、
眼のためにも重要という結論なのですね。


緑黄色野菜にはベータカロチンが多く含まれます。
このベータカロチンが体内でビタミンAに変換されます。
ほかには、うなぎやレバー・チーズ・卵黄なども
ビタミンAを含む食品です。


ブルーベリーを食生活に取り入れる前に、まずは意識的に、
これらの食品をバランスよく摂取することを心がけてみてください。

6.まとめ

眼に良いと言われてブームになっている感のあるブルーベリー、
その真実は、

●光への感受性が増し、暗い場所での見え方が向上する
●即効性はあるが、持続性がない
●ブルーベリー中の有効物質はアントシアニンであり、
  この含有量が少なければ意味がない
●「アントシアニン」を含む食品は、ブルーベリー以外にもある
●効率良く「アントシアニン」を摂りたいなら、ブルーベリーは向いている
●ただし、ビタミンAが不足していたら、
  せっかくの「アントシアニン」も効力を発揮できません!
●ブルーベリー以前に、緑黄色野菜を多めに摂り、
  バランスの良い食生活を心がけましょう

最後に、
『これさえ食べていれば、○○が治る』
という考え方は、誤った認識です。

「ブルーベリーブーム」の背景にも、
そんな間違った認識を植え付けるかのような宣伝手法が
見え隠れしている――それもまた事実です。

ぜひ、身体の健康のみならず、眼の健康のためにも、
【緑黄色野菜をよく摂り、バランスのとれた食生活】
を実践してくださいね。 

ブルーベリーの効能、バランスの良い食生活が眼にも良いことが
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編集後記

10月末の新聞に「小中学生の『ゆとり教育』見直し」という記事が
大きく掲載されました。


小中学校の学習指導要領に『ゆとり教育』が取り入れられたのが2002年。
学習内容の3割削減や授業時間の短縮によって、
かつての「詰め込み教育」を反省し、子どもの「生きる力の育成」を目指す、
というのが狙いだったわけですが・・・


「学力低下」ばかりが際立つ結果になり、
見直しせざるをえなかったということのようです。


小学校算数では「台形の面積」、中学校理科では「イオン」といった、
一旦削除された学習内容が、復活するそうです。
“生きる力育成”のため、体験学習などを取り入れていた「総合学習の時間」も、
小中学校ともに削減されると、記事にはありました。


ことの是非はさておきますが、詰め込み教育、というと
非常にマイナスのイメージがありますね。


でも、たとえばインドなどは、
日本の九九が進化した(?)ようなものを学校で教えています。
なんと、22×20まであるのだとか・・・
そのため、インド人はとても暗算が速いと聞きます。


ここ数年でIT大国として台頭してきたのにも、
そんな背景が関係あるのかもしれません。


これぞ詰め込み教育、だと思うのですが、
それでインドの子どもたちが「生きる力」を失っている
ということはなさそうです。
むしろ、アジアの中でも中国に次いで注目される国の活力として、
今後の活躍が期待される存在です。


要は、バランス感覚の問題なのかもしれません。
詰め込み教育もゆとり教育も、両極端に走り過ぎたのが失敗の原因なのでは、
と、ついにわか評論家になってしまう、この話題(私だけ?)。


実は、近視の原因にも同じことがいえます。
わき目もふらず長時間「近くを見続ける」作業をしてしまう、
という極端な傾向が現代人に近視をもたらしているからです。


教育改革も近視対策も、バランスをとりながら良い方向に進めていく・・・
ことができたら苦労はない、といったところでしょうか。

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